すごく久しぶりのブログ更新です
朝、頭をポンポンされて目が覚めたのですが、誰かとおもいきやうちの息子
どうやって70cmほどあるベッドから降りた(落ちた?)のか、いまもって不明です・・・。
さて職場復帰して怒涛のような1か月が経過しまして、ようやく仕事のカンを取り戻しつつあるところです。
聖隷三方原病院は数少ない高名なる小児神経科医(歩く生き字引とも読みます?!)が赴任していることもあり、身体障害児の入院も多くあるのですが、毎日の診療をしていく中でますます在宅医療・看護・介護の必要性を痛感します。
子ども達が成長していく上で家族の愛情はとっても大切です。だけれども、障害児の場合は家族のみでそれを支えるとなったらまず間違いなく共倒れするでしょう。人工呼吸器がついていれば24時間、365日気の休まる日はないだろうし、家事全般が出来ません。緊急時に対応してくれる医療・看護サポートが必要ですし、家事援助、冠婚葬祭や家族のリフレッシュのための短期入所(ショートステイ)や通所サービスも必要でしょう。
ぎこちないしぐさや微妙な表情で感情を表現する障害児をみていると(障害児に限らずですけど)、家族のもとで育てられるのが一番自然ですし理想的です。そのためには障害児の医療やケアに詳しいサポートチームが上記のサービスをすること、そしてなにより地域全体でそのこどもを育てていくという意識が必要です。
顔の見える関係です。医者、看護師、介護士、ケアマネ、ソーシャルワーカー、ボランティア、PT、OT、ST、臨床心理士、MEなどその道のプロフェッショナルが集合して知恵を出し合っていくのです。医者がリーダーシップをとりはしますが、誰が偉いということではないので自由に意見交換してもらい、各自培った知識を交換し合うのです。
「どこそこに住んでいる〇〇ちゃん。今日は在宅でヘルパーさんが入ったけど元気だったかしら。」
業種の垣根を越え、障害児の成長をみなで喜びその生活を支え合う・・そんな風に考えています